歯科衛生士と歯科助手はここが違う！知らないと損する資格と仕事内容の差

歯科衛生士と歯科助手、正しく理解していますか？資格・仕事内容・法的な違いを、患者目線と実例を交えてわかりやすく解説します。

歯科医院で働くスタッフに「歯科助手」と「歯科衛生士」がいることをご存じでしょうか。
白衣を着て診療室に立っている姿は一見同じに見えますが、実は資格や仕事内容、できることには大きな差があります。

この違いを知らないと、治療や予防の場面で損をしてしまうことも。
優良医院かどうかの判断にも使えます。

今回は、歯科衛生士と歯科助手の違いを、患者目線と実例を交えながら、わかりやすく解説します。

歯科衛生士
　→ 国家資格を持つ医療職です。国家試験に合格し、厚生労働大臣の免許を受けないと名乗ることができません。
　→歯科医師の指示の下、予防処置・診療補助・保健指導といった、医療行為を法律に基づいて行うことができます。
歯科助手
　→ 資格は必須ではなく、未経験からでも始められます。
　→ 診療補助や受付、器具の準備・消毒といった医療行為以外のサポート業務を担います。

👉 この「資格の有無」は、仕事の範囲を決める一番大きなポイントです。

患者さんの中には、「歯のお掃除をしてくれた人は助手さんかな？」と思っている方も少なくありません。
ですが、実際にスケーリング（歯石除去）などを行えるのは歯科衛生士です。

一方で、バキューム操作や器具の受け渡しなどのみの場合は歯科助手が担当していることが多く、診療室では両者が連携して治療を支えています。
見た目や制服が同じこともあり、混同されやすいのが現状です。

歯科衛生士と歯科助手は、どちらも歯科医療を支える大切な存在です。
しかし、資格・仕事内容・法的な立場は明確に異なります。

患者として知っておくことで、安心して治療を受けられるだけでなく、これから歯科業界で働きたい方にとっても進路を考えるヒントになります。

前回の記事では、基本的な違いを簡潔にまとめています。